日帰り白内障手術
2017年03月22日
白内障とは
白内障とは、目の中にある水晶体という、カメラに例えるとレンズに当たる部分が、年をとるに従って少しずつ濁ってくる病気です。
目の手術に不安を持たれる方は多いですが、白内障の手術は日々進歩し、高性能の眼内レンズも開発されています。安心して手術をお受けください。
手術は基本的に局所麻酔で行われ、手術時間は患者様の目の状態により異なりますが、これまでは手術後の管理も含めて3~4日間ほど入院することがほとんどでしたが、医療技術の進歩により日帰り手術も可能となりました。当医院でも日帰り手術に対応いたしております。
治療方法
点眼と手術があります。点眼薬には進行を遅らせるという効果があります。根治治療ではありませんので、当院ではつけていると安心するといった方にのみ処方しております。進んでしまった白内障を治すことはできませんし、完全に白内障の進行を止めることはできません。
根治治療は手術となります。
当院では日帰り手術のみで入院施設はありませんので、さまざまな理由で全身麻酔が必要な方、入院している方が安心という方にはご希望の病院に紹介させていただいております。
手術内容
白内障手術は主に、濁った水晶体を超音波で砕いて取り出し(超音波水晶体乳化吸引術)、人工水晶体(眼内レンズ)と交換します。
手術の行程は特殊な場合を除き、
- キシロカイン点眼麻酔をし、2.4mm程度の切開創を作成します。
- 水晶体の中身だけを超音波で破砕して処理します。
- 残った袋(水晶体嚢)の中に眼内レンズを入れて手術は終了です。
痛みはほとんどなく、手術中は医師の声も聞こえますし、会話もできます。
顕微鏡を用いて行う繊細な手術ですが、心配ありませんので、リラックスして顕微鏡の光を見ていて下さい。
手術時間は、特に問題がなければ10-20分程度で終了しますが、術前の点滴と術後の安静を含めますと、お帰りは受付1時間後ほどになります。